体育祭での「縦割り」
この間、ある中学校の体育祭に足を運んだ時に思ったことを書きます。
その中学校ではチームの分け方に「縦割り」を採用していました。
例えば、Aチームは1-1,2-1,3-1、Bチームは1-2,2-2,3-2のような感じです。
私の出身校では学年でのクラス対抗だったので、このような縦割りのシステムは新鮮でした。
最初は縦割りにする意味が分からなかったのですが、しばらく見ていると意味が分かってきました。
一年や二年の生徒たちから「三年生のためにがんばろう」という声が聞こえてきたのです。
また、三年生が競技をしている時には一年や二年は大きな声を出して応援していました。
競技が終わると三年生をハイタッチで迎える生徒たちの姿がありました。
自分に「先輩のためにがんばる」という経験があまりないために思うのかもしれませんが、生徒たちを見て「縦割り」のシステムに感動しました。
もちろん、生徒たちは自分たちのために頑張っているとは思いますが、その一部分に「先輩のために!」という気持ちがあれば、生徒にとって大きな成長だと思います。
全行程を終え、涙を流しながらチームに話をする各チーム代表の生徒たちを見て、自分も胸が熱くなりました。
メリットだけでなく、デメリットもあるとは思いますが、縦割りのシステムがもたらすものは大きいのではないでしょうか。