池上彰の「日本の教育」がよくわかる本
こんにちは。今日は本の紹介です。
前回も池上彰さんが編著した本を紹介したので、池上彰さんのファンかと思われても仕方ないかもしれませんが、そういうことではありません(笑)
紹介するのは『池上彰の「日本の教育」がよくわかる本』(PHP文庫)です。
本屋さんをうろうろしていたところ、タイトルに惹かれて買ってしまいました。
来年度から教壇に立つということもあり、日本の教育について少しでも知りたいと思ってのことです。
読み進めてみると、さすが池上さんといったところで、非常にわかりやすく、読みやすく書かれています。
『「日本の教育」について誤解していませんか?』というタイトルの序章から始まるのですが、ゆとり教育と学力低下の関連の有無などについて記されています。
学校では教えてくれない「教育の戦後史」や、教科書や通知表の仕組み、いじめと道徳のみならず、教育委員会と文部科学省、PTA、さらには給食についても触れられています。
『これ1冊であなたも「教育通」!』という触れ込みですが、確かにこの本を読めば教養として十分な知識を得られると思います。
これから教員採用試験を受ける方たちは、この本で日本の教育そのものについて知っておき、その上で自分は教員として何がしたいのか、何ができるのかという考えを深めることに使ってほしいです。
また、教育に興味関心のある高校生や大学1・2年生にとっても、読みやすい内容になっていますので、手に取って読んでみるとよいと思います。
読み進める中で、興味の湧く分野があれば、もう少し深いところまで突っ込んだ書籍を買ってみるとよいでしょう。
文庫本はAmazonで670円と安価ですので、ぜひ読んでみてください。