朝の読書がなくなり、朝の学習になることについて思うこと
朝の読書がなくなります
現在、中学2年生の担任をしています。
受験が近づいていることもあり、我が校では受験対策の一環として、朝の読書がなくなります。
正確に言うと、朝の読書が朝の学習に変わります。
朝の読書について
勤務校のスタイルを紹介します。
朝の部活動→朝の読書→朝の会→1限
朝の読書は20分間行われます。
全校が落ち着いて読書する雰囲気がなかなか素敵です。
朝の学習について
朝の読書の部分がまるっと朝の学習に変わります。
実際には何をするのか。
確認テストを行います
こういう教材ありますよね。
まず、これを家庭学習に組み込みます。
そして、宿題として提出させます。
翌朝、朝の学習で確認テストを行います。
流れとしてはこんな感じです。
個人的に思うこと
我が校の伝統のようになっているみたいなんですよ。
中学3年生になると朝の学習に移行していくというスタイル。
朝の学習で学力は伸びるのか?
これはどうなんでしょうね。
今までのデータなんてないし、きっとこれからもない。
家庭学習に組み込み、提出させるのはまだ分かる。
その方が保護者に向けて「やってます!」みたいなアピールになるかもしれないしね。
朝の学習を行うことによって、朝の学習以上の成果を出せるのかどうか。
朝の20分でしか本を読まない生徒も存在することだろう。
もちろん、そういった生徒が自ら本を読むような環境や素地をつくることも大切。
読書を行う20分と学習を行う20分、どちらが有益だと言えるのだろうか。
そりゃ、兵隊と言えども私も教員ですので、やるからには朝の学習で成果が出るようにアプローチしますけどね。
でも、そんな引っかかりは感じているわけです。
チェックする労力
やらせっぱなしでいいわけないので、確認作業をする必要が出てきます。
教員の仕事は増える一方です。
今までは一緒に読書をしていればよかったのです。
これからは確認テストを毎日用意し、取り組ませ、丸つけをさせ、回収し、確認し、印を押し、点数をチェックし、返却する。
それに加えて、家庭学習に用いる教材も毎日提出させるので、こちらも確認しなければなりません。
まぁでもこれは何とも言えないところですね。
こんな葛藤がありますね。
ぶっちゃけ、本読みたいです、私。
何が生徒のためなのか、難しいなぁと思うところ。
今週から始まります
とりあえず、悩みながらもやるしかないんですが…。
みなさんの学校はどうですか?
朝の読書と朝の学習、どちらが有用性が高いと思いますか?
まだまだまだまだ勉強不足だと痛感させられますね…。
それでは。