給食当番の笑えるアイディア
思わず笑ってしまった給食当番のアイディアとは…?
相変わらず我が学級は欠席者が多いです。
インフルエンザが猛威を振るっていますね…。
そんな中でも、子どもたちは協力して生活をしています。
なんと、いまだに給食の完食が続いています。
今日は、苦しくも楽しくもあるそんな給食の様子を紹介します。
ある男子生徒Aの考えた苦肉の策
「休みが多すぎて、このままでは残菜が出てしまう…」
給食当番だった男子生徒Aはこう考えていたことだろう。
その時、男子生徒Aは何かをひらめき、実行に移した。
別の生徒から飛び出す驚きの声
それを見た他の生徒からは、驚きの声が上がった。
「せ、先生!!」
『どうした!?』
「ご飯が…」
『ご飯がどうしたんだ?』
「ご飯がペシャンコです!!」
『どういうこと?』
「生徒Aがご飯をよそって、ペシャンコにしています!」
最初は言っている意味が分からなかったが、すぐに理解した。
男子生徒Aに聞いてみた
『生徒A!これはどういうことなんだ?』
「ペシャンコにすれば、量が少なく見えると思って…」
『なるほど、そういうことか!』
男子生徒Aは、なるべく多くのご飯を配膳するために、ご飯をプレスしてペシャンコにし、見かけの量を少なく見せたかったらしい。
みんなに伝えてみた
『みんな、今日のご飯はいつもと違っていないかな?』
「押しつぶされてます(笑)」
いただきますをする前に、男子生徒Aの思いを簡単に説明。
そうすると、みんなの顔は笑顔になっていた。
アイディアと、そこに込められた思いを簡単に話すだけで、なんとなく学級が和やかなムードになった。
もちろん、ペシャンコにすることで、不快な気持ちになる子もいないとは限らないので、男子生徒Aにはそのことも説明。
完食記録は更新された
男子生徒Aの思いが伝わったのか、その日は減らしに来る生徒もおらず、おかわりに来る生徒がたくさんいた。
欠席者が多く、配膳しきれない分もたくさんあるが、みるみるうちに残菜はなくなっていった。
アイディアを実行に移せる生徒の勇気と、それを認めてあげられる周りの雰囲気に、心があったかくなった一日でした。
欠席者が多い日が続いていますが、欠けているピースが多いほど、そこをフォローしてくれる子の存在に気づくことができます。
大変ですが、こんな日がたまにはあってもいいのかもしれません。
それでは。