中学校教員のブログ。

とあるアラサー中学校教員のブログ。

給食当番の笑えるアイディア

思わず笑ってしまった給食当番のアイディアとは…?

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相変わらず我が学級は欠席者が多いです。

インフルエンザが猛威を振るっていますね…。

そんな中でも、子どもたちは協力して生活をしています。

なんと、いまだに給食の完食が続いています。

今日は、苦しくも楽しくもあるそんな給食の様子を紹介します。

ある男子生徒Aの考えた苦肉の策

「休みが多すぎて、このままでは残菜が出てしまう…」

給食当番だった男子生徒Aはこう考えていたことだろう。

その時、男子生徒Aは何かをひらめき、実行に移した。

別の生徒から飛び出す驚きの声

それを見た他の生徒からは、驚きの声が上がった。

「せ、先生!!」

『どうした!?』

「ご飯が…」

『ご飯がどうしたんだ?』

「ご飯がペシャンコです!!」

『どういうこと?』

生徒Aがご飯をよそって、ペシャンコにしています!」

最初は言っている意味が分からなかったが、すぐに理解した。

男子生徒Aに聞いてみた

生徒A!これはどういうことなんだ?』

「ペシャンコにすれば、量が少なく見えると思って…」

『なるほど、そういうことか!』

男子生徒Aは、なるべく多くのご飯を配膳するために、ご飯をプレスしてペシャンコにし、見かけの量を少なく見せたかったらしい。

みんなに伝えてみた

『みんな、今日のご飯はいつもと違っていないかな?』

「押しつぶされてます(笑)」

いただきますをする前に、男子生徒Aの思いを簡単に説明。

そうすると、みんなの顔は笑顔になっていた。

アイディアと、そこに込められた思いを簡単に話すだけで、なんとなく学級が和やかなムードになった。

もちろん、ペシャンコにすることで、不快な気持ちになる子もいないとは限らないので、男子生徒Aにはそのことも説明。

完食記録は更新された

男子生徒Aの思いが伝わったのか、その日は減らしに来る生徒もおらず、おかわりに来る生徒がたくさんいた。

欠席者が多く、配膳しきれない分もたくさんあるが、みるみるうちに残菜はなくなっていった。

アイディアを実行に移せる生徒の勇気と、それを認めてあげられる周りの雰囲気に、心があったかくなった一日でした。

欠席者が多い日が続いていますが、欠けているピースが多いほど、そこをフォローしてくれる子の存在に気づくことができます。

大変ですが、こんな日がたまにはあってもいいのかもしれません。

それでは。