中学校教員のブログ。

とあるアラサー中学校教員のブログ。

差し入れのコーヒーに思うこと

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その気持ちがとても嬉しい

 

「先生、これどうぞ」

そういって手渡されたのは冷たい缶コーヒー。

 

今日も強い日差しの中、グラウンドで部活の指導。

練習も終わりに近づき、グラウンドの整備をしている途中だった。

 

「こんにちは、いつもありがとうございます」

ある部員の保護者の方だった。

 

今日は部活の後に予定があるらしく、車で学校までの送り迎えをしていたようだ。

練習が終わろうとしていたので、車から降りて、わざわざあいさつをしに来てくださった。

平日の昼間に学校に顔を出してくれる、本来はそれだけでもありがたいことだ。

 

そして、冒頭の文章に続いていき、よく冷えた缶コーヒーを手渡してくださった。

別に缶コーヒーがめちゃくちゃ好きというわけではない。

でも、この思いがけないプレゼントはとても嬉しかったし、とても美味しく感じた。

 

缶コーヒーは150円も出せば買える。

じゃあ、150円を現金で手渡され、「これでコーヒーでも買ってください」と言われても、あまり嬉しくない。

 

家から学校までの道で、冷たいコーヒーを買い、暑いグラウンドに足を運ぶ。

「この方は応援してくださっているんだな」

その気遣いや思いを感じるからこそ、嬉しかった。

 

大変なことやつらいこともあるけれど、こういった思いに支えられ、なんとかやれている。

学校は家庭を、家庭は学校をともに思いやれる、そんな心遣いを大切にしていきたいです。