学級文庫には星新一を置いておけ
とりあえず置いておけ
星新一さんをご存知でしょうか。
星 新一(ほし しんいち、本名:星 親一、1926年(大正15年)9月6日 - 1997年(平成9年)12月30日)は、日本の小説家、SF作家。豊富な作品量でありながら、それでいてどの作品も質の高さを兼ね備えていたところから「ショートショート(掌編小説)の神様」と呼ばれているが、『明治・父・アメリカ』、父親や父の恩人花井卓蔵らを書いた伝記小説『人民は弱し 官吏は強し』などのノンフィクション作品もある。
私自身、星さんの作品に出逢ったのは大学生の頃でした。
今思えば、もっと早く出逢い、読んでおきたかったなぁと思います。
読みやすさが最大のおすすめポイント
ショートショート(英: short short story)は、小説の中でも特に短い作品のこと。簡易的に「短くて不思議な物語」とされることもある。
定義は諸説あり、短編小説や掌編小説、ショートストーリーとは異なる独自のジャンルといわれることが多いが、それらを区別しない場合もある。ジャンルは、SF、ミステリー、ユーモア小説など様々。アイデアの面白さを追求し、印象的な結末を持たせる傾向がある。
かつて星新一やフレドリック・ブラウンが得意とし、その後、江坂遊らに受け継がれた。現在は田丸雅智が新世代ショートショートの第一人者として活動している。
また、日本に紹介された当初は「ショート・ショート」と記述していたが、のちに現在の記述が一般化した。
私が星さんの作品をおすすめする理由はここに尽きます。
とにかく読みやすい。
ひとつひとつの物語が短く、サッと読めてしまいます。
そしてそのどれもが味わい深いんです。
(小中学生がそこまで読みきれるかどうかは目をつぶります)
朝の読書にピッタリのボリューム
"朝の読書"がどれだけの学校で実施されているかは分かりませんが、もしそういった時間があるのであれば、それこそ星さんの作品を学級文庫に置いてほしいです。
うちの学校は読書の時間があります。学級文庫には10冊程度、星さんの作品が置いてあるのですが、半分以上は出払っています。
「読む本がないです」と困っている生徒には星作品を勧めています
そんな子が、よく見てみると翌日、進んで星作品を読んでいるという姿もありました。
長い文章を読むことが苦手な生徒にとって、とっつきやすさはあるのではないかと思います。
ショートショートを入り口にして、短編集にステップアップするのもありですね。
自分自身、短編集を好んで読むことがあります。
一度、手にとってほしい
星さんの世界は、言葉で説明することが難しい。
興味をもってもらえたのであれば、ぜひ手にとってもらいたい。
"入手のしやすさ"もおすすめポイントのひとつなんです。
ブック○フ行きましょう!!
1冊100円で手に入ります。
最初の1冊は『ボッコちゃん』でいきましょう。
学級文庫と学級通信を連動させるべし
学級文庫に本を追加したら必ずやることがあります。
"学級通信に追加した本の紹介を載せること"です。
実際に読んでみた感想でも構いませんし、本の裏に書かれている紹介でも、Amazonの商品紹介を参考にしてみてもいいでしょう。
すぐには目が向かないかもしれませんが、ふとした時に「なんか本の紹介してたなぁ」とその本に手が伸びるかもしれません。
せっかくなので、興味をもたせるような仕掛けをつくっておきたいものです。
おすすめの本があれば…
もし、みなさんのおすすめ本があればぜひ教えていただきたいです。
小中学生にこそ、読んでもらいたい、出逢わせたい、そんな文章との仲介人になりたいものです。
(そのためには、まず私もたくさんの文章と出逢う努力をしなければ…)
それでは。