学校が講師の先生にできることは?
※とある学校で勤務している一人の教員が感じたことですので、「ふ~ん、そんな学校もあるんだ~」くらいに流していただければ幸いです。
学校の講師への対応はどうにかならないのか
うちの学校には講師の先生がたくさんいます。
新卒から大ベテランまで、経験も様々です。
今日は講師(常勤)に対する学校の在り方について書いてみます。
きっかけは飲み会での上役の一言
一学期の終わりに、学校の飲み会がありました。
有志の参加者ではなく、一応、勤務している者全員が集まる飲み会です。
そこで、私と講師の先生が談笑していると、上役がやってきました。
そして一言、
「○○くん(講師の先生)、早く教諭にならなきゃね~」
と言いました。
講師の先生は慣れたように「そうですねー、今年こそは頑張ります」と笑って答えていた。
学校側が努力できることはないのか
その講師の先生、めちゃくちゃいい人。
授業にも、生徒指導にも、行事にも一生懸命。
裏を返せば、どんなことにも力を抜かない、抜けない先生。
重い分掌が乗っかっても、朝早くに出勤し続けて、何とかしてしまう。
上役はその事実を知っているのか?
朝早く出勤していること、持ち帰って仕事をしていることを知っているのか?
学校側に努力できることはないのか?
仕事の振り方について
もちろん、正規や期限付き、臨時など、採用の区分に関わらず、同じ教員であるならば、同じように仕事を振られるべきであると思う。
が、教員採用試験が行われる7月や8月までは意図的に軽めの分掌を当てるなど、配慮があってもいいのではないだろうか?
というか、具体的な配慮ができないのであれば、気軽に「早く教諭にならなきゃね~」などという言葉を発してはいけない。
上役の発言にデリカシーのなさを感じざるをえなかった。
何ができるかを考えることが第一歩
私みたいなヒラ教員にできることは少ないかもしれない。
けど、変えていかなきゃいけない課題のひとつだと思う。
講師の先生の存在はとてもありがたい。
だけど、単なる穴埋めに使っていてはダメだと思う。
講師の先生が働きながらも、勉強時間を確保できる環境になりますように。
もしかしたら、これも"働き方改革"だったりするのかなぁ。