行動科学マネジメントは教育に生かせるか
行動科学の本を読んでいます
最近、石田淳さんの本を読みました。
石田さんは行動科学マネジメントの第一人者です。
行動科学マネジメントとは、
・アメリカと日本のマネジメントをハイブリッドしている
・人がいかに自然と楽しく行動を始め、続けられるかを徹底的に追求したマネジメント
・やる気や気合などの精神論に頼らず、環境や仕組みを作る
・業種、業界、職種、習熟レベルを問わず、誰でも成果をあげられる科学
とのことです。
「生産性」をあげる技術
すでに読み終えたのはこの本です。
本の帯には「最小限の労力で最大限の成果を出す!」と書かれており、とても魅力的に思って購入しました。
「属人化」と「標準化」
特に魅力的だったのがこの部分です。
「属人化」とは、やり方が各々に委ねられている状態のことを指します。
学校現場あるあるかもしれませんが、「このデータ、○○さんしか使えないよ〜」みたいなことって、ありませんか?
これはまさに「属人化」している状態です。
「標準化」はその逆で、誰しもが同じように扱える状態のことです。
ここでは、しっかりとしたテンプレートをつくり、高いレベルのものを「標準化」することで、生産性をあげるという流れが紹介されていました。
「評価」の3つのポイント
この部分も勉強になりました。
石田さんは評価には3大ポイントがあるとし、
・「望ましい行動」を評価する
・「すぐに」評価する
・「こまめに」評価する
ことを紹介しています。
学校では、様々な場面で子どもに声をかけますが、これを意識することで、子どもの意欲や満足度が増していくことが期待できそうです。
教える技術
先日、新たに購入したのがこちらです。
どうやら、この本が売れて、その次に「生産性」をあげる技術が出版されたようなので、内容的に被る部分があるのはある程度覚悟しつつも、復習・再インプットするつもりで読み進めていきたいと思います。
おわりに
行動科学マネジメント、ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、その小さな工夫が積み重なり、大きな変化につながっていくのではないかと思っています。
日頃のささいなことでも、こうしたワザ(テクニック)を知っていると、スムーズに事が進むこともありそうです。
とにかく、教員として、人間として、引き出しを増やしていければと思います。
また読み終わった際にはブログやツイッターで言及していくつもりです。
あ、そういえば…。
教育の生産性といえばこの人のこの本ですよね。
これはバイブル的に、手の届くところに置いておき、時々パラパラ読んでは勇気をもらえる、そんな位置付けの本になっています。
圧倒的にオススメです。ぜひどうぞ。