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学級通信を書かなくなった理由

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学級通信を書かなくなった理由はただひとつ

初めて担任をもった時から、3年間書き続けていた学級通信。

今年度は書いていません。

理由はひとつ。

現任校では学級通信の配布が禁じられているからです。

今日は学級通信を書いていた頃のお話と、学級通信を書かなくなってからのお話をします。

前任校で3年間書き続けた学級通信

 

前任校では、新任で副担任をした後、1年→2年→3年と持ち上がったので、その3年間学級通信を書き続けました。

詳しいことは過去記事も参照していただければと思います。

過去の私は学級通信の最大のメリットを“保護者に学校の様子を伝えられる”ことと述べていますが、今でもその通りだと思っています。

また、“学校と家との架け橋”とも述べていました。

デメリットは“時間がかかる”こと一点のみを挙げていました。これもその通りだなと思います。

 

ぶっちゃけ、学級通信を毎日出すのは苦しいし、今となっては「毎日出さなきゃいけない」と勝手に自分を追い込んでいたなと思います。

義務感に駆られて書いていた時期があるのも事実です。

 

しかしながら、学級通信を書くことを通じて、学級・生徒を見る目や文章力が養われたことは間違いないでしょう。

どこかにネタはないかと、生徒の細かな様子に着目したり、他教科の先生方に授業で活躍していた生徒の名前を聞いたり。

また、書籍や新聞で得た知識を中学生向けに学級通信の中に落とし込んだり。

「今ならもっとうまくやれたな〜」と思うこともありますが、書き続けたことで気付けたことや身に付いたこともたくさんあったように思います。

前任校では、私の学級経営において、学級通信が核となっていました。

 

現任校で書かなくなった学級通信

 

初めての異動を経験し、今年度は1年の担任をもっています。

異動する前には、「異動した後も学年通信は書き続けるぞ〜」と意気込んでおり、できるだけ手間のかからないフォーマットを作っていたことを覚えています。

しかし、異動先の現任校では学級通信の配布が禁じられていました。

理由は“担任の間に差が出てしまい、クレームにつながるから”というお察しなものでした。

 

そんなこと言い始めたら、学級担任や教科担任が違うこと自体がとてつもなく大きな“差”になるのではないか。

と思う気持ちもあったが、「郷に入っては郷に従え」という言葉もあることだし、私自身が学級通信の継続に対して無理を感じていた部分もあったので、作成・配布することをやめた。

隠れて配布することもできたんだろうが、コソコソするのもアレなので、スパッとやめました。

 

書いてもいいし、書かなくてもいい。

 

クソ当たり前なことを言っているだけなので面白みがありませんが、学級通信は「書いてもいいし、書かなくてもいい」です。

私は学級通信に注いでいたエネルギーを“しっかり休んで、笑顔で教壇に立つ”エネルギーに変えました。

 

思いを紙面の文章で伝えることも大事です。

今の私は朝の会や帰りの会、学活・道徳・総合などのあらゆる時間で、生の声を生徒に伝えています。

 

何度も言いますが、合う・合わないは必ず存在します。

不定期で気が向いた時に作成したり、月に1回だけ学校だよりや学年だよりのようなノリで発行したりするのもいいでしょう。

あなたの得意・不得意や、生徒・児童の特徴、学校や管理職の考え方など、様々な事情を考慮した上で決めましょう。

そして何より、健康第一です。これに勝るものはありません。

 

今日は、学級通信を書き続けてきた男が、学級通信を書かなくなった(書けなくなった)理由について書きました。

私の経験談が何かのお役に立てば幸いです。それでは。