初めて担任する人におすすめの本
初めての担任生活
今年度、2年目教員として初めての担任をもっています。
新卒1年目は副担任として、先輩教員の働きぶりを間近で見て勉強しました。
でも、見るのとやるのは全くの別物。
いくら間近で素晴らしい先輩の学級経営を見ていても、自分がやるとなれば話は別です。
2年目の今年度は、1年生の担任をしていますが、右も左も分からず、一体何をすればいいのか分からないまま入学式を迎えてしまいそうでした。
そこで出会ったのが一冊の本です。
学級づくり 365日の仕事術&アイデア事典
当時の私にはとてもピンポイントな内容で、Amazonで見つけた時、瞬間的にポチっていました(笑)
著者の玉置崇さんは、愛知県の公立中学校で校長、愛知県の教育委員会で指導主事や主査として勤め上げられた方で、現在は、岐阜聖徳学園大学で教授をされています。
詳しくはホームページをご覧ください。大学のゼミの様子が掲載されていますが、とても楽しそうで羨ましい限りです…。
他にも玉置先生は様々な活動をされているようです。ホームページのリンクをたどるのも面白いかもしれません。
行事ごとのアイデアが満載
様々な行事のアイデアが満載です。
例えば、私は入学式で何を話せばいいか分からずに迷っていたわけですが、この本に救われました。
「話し始める前に」「話の献立」のように、話す前の準備や、何を話すべきなのかという内容について書かれています。
参考にするのはもちろん、実際に使わせてもらったトークネタもありますので紹介します。
【キャベツの芯】
キャベツを用意しておきます。生徒の目につかない場所にあらかじめ隠しておきます。
その時に、ペンでキャベツの芯の部分に分かりやすく色をつけておきます。
(なので、スーパーもしくはコンビニでキャベツが真っ二つにカットされている物を買うと楽です)
おもむろに隠しておいたキャベツを取り出します。実物を提示するだけで生徒は注目します。
入学式後の教室なので、保護者もいます。もちろん保護者とも初対面。ビシッと一発決めたいところですね。
「中学校はこのキャベツの芯を育てる場所です。」
ポカンとしている生徒もいます。理由を説明していきます。
「キャベツの芯が固くて太いと、とっても大きなキャベツになります。芯が柔らかいと、キャベツは大きく育ちません。だから、中学校ではこの芯をしっかりと育てます。」
と続けていきます。この先はうまくまとめていきます(笑)
内容がどれだけ頭に残るかは分かりませんが、間違いなくインパクトはあります。
"つかみはOK"という状態にはなると思います。
(ちなみに級訓の候補に"キャベツ"と書いている生徒もいました)
すべての初担任の先生におすすめ
本当におすすめです。私のバイブル的存在です。
初めての教員生活、初めての担任の人にはもちろんのこと、小学校から異動し、初めての中学校の人にもおすすめできます。
運動会・文化祭などの大きな行事だけでなく、生徒会役員選挙や離任式など、ひょっとすると何気なく通過してしまう行事についても、どう臨ませるべきなのかが書かれています。
学年別に出版されていますので、2・3年生の担任をされる方もカバーしています。
私は学年が上がるごとに購入していこうと考えています。
立ち読みできます
明治図書のホームページを見ると、立ち読みができるようになっています。
中身を確認してから購入することも可能です。
私みたいに路頭に迷っていた人が救われますように…。