2回目の教育実習生【最後の日編】
教育実習が終わりました
先日、教育実習が終わりました。
早いもので教員人生で2人目の教育実習生でした。
前回同様、お別れのサプライズを仕掛けました。
私が忘れないためにも書き残しておこうと思います。
こちらは初めて教育実習生を受け持った時の記事です。
よろしければこちらもご覧ください。
準備期間は1日
今回、コロナの影響もあり教育実習は2週間に短縮されました。
文化祭の準備期間と丸かぶりしていたこともあり、ただでさえ短い実習が、さらに短く感じられました。
前回の教育実習は3週間だったので、最後の1週間で時間をかけてお別れ会を企画することができましたが、今回の準備期間はなんと1日です。
学活の時間と入れ替えて
最終日、教科の授業があったのですが、学活と入れ替えて準備時間としました。
実習生には「今までのまとめをするから、書類をまとめておくといいよ」などと適当なことを言って教室に来ないように仕向けます笑
生徒に投げかける
授業の冒頭で「今日で◯◯先生の最終日だなぁ」とつぶやきます。
自然と「なんかやろうぜ!」という生徒の声が聞こえてくるのでピックアップ。
「じゃあこの時間をあげるから上手に使ってね」と投げかけました。
口を挟みたいけどグッと我慢
何人かの生徒が前に出てきて司会を担当してくれていました。
取り回しにぎこちなさはありますが、私は黙って聞いています。
結果的に
・画用紙に寄せ書きをする
・帰りの会でドッキリを仕掛ける
ことになりました。
ちょっぴりアドバイス
「寄せ書きに使う画用紙が欲しいです」と司会の一人が申し出てきた。
快諾して、その子と一緒に別の部屋に画用紙を取りに行く。
「1枚の画用紙に寄せ書きをすると、時間がかかりそうだな〜」とつぶやく私。
「えっ?確かにそうですね…」と生徒が反応。
「なんかいい方法はないかな〜」と返す私。
「別の紙を用意して書いてもらって、それを画用紙に貼ります!」と生徒。
「それいいね〜!じゃあその紙も必要だね」と私。
本当はここにも自分たちで気付けるとよかったのですが、残された時間を考えて私がちょっぴりアドバイスをしてしまいました。
ドッキリの練習
帰りの会のドッキリの流れは
帰りの会が騒がしい→先生が叱る→一部生徒が反発→廊下で言い合いになる→他の生徒によって実習生が廊下に様子を見に行く→教室に戻ったらドッキリ大成功
簡単に言うとこんな感じです。
みんなでわざと帰りの会を騒がしくする練習や、一部生徒が反発し、私と言い合いになる芝居の練習をしました。
この時の生徒の顔の輝きはすごいですね。
教科の授業でこんな顔にしたいと思って複雑な気持ちになりました笑
サプライズは見事成功!
練習の成果もあり(?)見事に帰りの会サプライズは成功しました。
芝居の時に笑いを必死にこらえている生徒の顔を見て、私も笑いそうになりましたが何とかやり切りました。
「ありがとうございました!」の声とともに寄せ書きを手渡す生徒。
実習生には「最後の日の帰りの会でみんなに一言お願いね」と伝えてあったので、その寄せ書きを大事そうに抱えて用意していたメッセージを読み上げる実習生。
最後はみんなで記念写真を撮って元気よく「さようなら」で解散。
生徒も実習生も笑顔で1日を終えることができました。
最後に
実習生の存在は生徒を、そして学級を成長させてくれるものだと改めて感じました。
普段の生活では経験することができないことをもたらしてくれます。
もちろん、指導案検討や授業準備など、大変なこともたくさんありますが、やり方次第で学級がひとまわり大きくなります。
そんな視点をもって実習生を受け持ってみてはどうでしょうか。
この記事が何かの助けになれば幸いです。
それでは。